ReactでBootstrapを使う方法を解説!初心者でもわかるreact-bootstrapと本体の違い
生徒
「ReactでBootstrapを使いたいんですけど、どうすればいいですか?」
先生
「Reactでは、Bootstrapの本体を直接使う方法と、react-bootstrapという専用の部品を使う方法がありますよ。」
生徒
「えっ、2つもあるんですか?何が違うんですか?」
先生
「どちらもBootstrapの見た目を使うための方法ですが、使い方や考え方が少し違うんです。これから初心者向けに、丁寧に説明しますね!」
1. Reactとは?Bootstrapとは?基本をおさらい
React(リアクト)は、ウェブページの画面を作るための道具です。たとえば、ボタンをクリックしたら動くような仕組みを作ることができます。
Bootstrap(ブートストラップ)は、見た目をカッコよく整えるための道具です。ボタンや文字の色、大きさ、レイアウトなどを簡単に調整できます。
ReactにBootstrapを組み合わせると、見た目が整った動くウェブページを作ることができるのです。
2. Bootstrap本体を読み込んで使う方法
まずは「Bootstrap本体」を読み込む方法です。これはCSSとJavaScriptのファイルを読み込んで、HTMLタグにクラス名をつけて見た目を整えます。
ReactアプリにBootstrapを導入するには、次のコマンドを使います。
npm install bootstrap
次に、「index.js」または「App.js」などのファイルでCSSを読み込みます。
import 'bootstrap/dist/css/bootstrap.min.css';
この設定をすることで、HTMLにBootstrapのクラスを付ければ、見た目が整います。
3. Bootstrap本体での使用例(HTMLのクラスで使う)
Bootstrap本体を使う場合は、普通のHTMLと同じように、classNameでBootstrapのクラス名を指定します。
function App() {
return (
<div className="container mt-5">
<h1 className="text-success">ReactとBootstrapを使っています</h1>
<button className="btn btn-primary">クリックしてね</button>
</div>
);
}
4. react-bootstrapを使う方法とは?
react-bootstrap(リアクト・ブートストラップ)は、React用に作られたBootstrapのパーツ集です。ボタンやナビバーなどをReactのコンポーネントとして使えます。
インストールは以下のコマンドです。
npm install react-bootstrap bootstrap
これでreact-bootstrapとBootstrap本体の両方が使えるようになります。
5. react-bootstrapでの使い方例
react-bootstrapでは、ボタンや見出しを<Button>のように書いて使います。クラス名ではなく、タグでパーツを呼び出すイメージです。
import Button from 'react-bootstrap/Button';
function App() {
return (
<div className="container mt-5">
<h1 className="text-primary">react-bootstrapで表示</h1>
<Button variant="success">クリックしてね</Button>
</div>
);
}
6. Bootstrap本体とreact-bootstrapの違いは?
見た目はほとんど同じですが、使い方が違います。
- Bootstrap本体:HTMLのclassで見た目を変える
- react-bootstrap:Reactのタグを使って見た目を作る
react-bootstrapの方がReactに慣れていれば使いやすいですが、最初はBootstrap本体の方がシンプルかもしれません。
7. 初心者におすすめの使い分け方
はじめてReactでBootstrapを使うなら、まずはBootstrap本体の読み込みで始めましょう。HTMLのclassNameを使うだけで簡単にデザインを整えることができます。
Reactに少し慣れてきたら、react-bootstrapにも挑戦してみると、部品を組み合わせて複雑な画面を作るのが楽になります。
8. Bootstrapのバージョンに注意しよう
react-bootstrapは、Bootstrap 5に対応した最新版である必要があります。古いバージョンだと、ボタンの種類などが合わないことがあります。
コマンドでインストールする時は、常に最新版を意識しましょう。
9. トラブルが起きたときのチェックポイント
- CSSが効いてない →
import 'bootstrap/dist/css/bootstrap.min.css'を忘れていないか - react-bootstrapの部品が動かない →
import Button from 'react-bootstrap/Button'などが正しく書かれているか - ボタンが表示されない → BootstrapやReactのバージョンが古くないか確認
初心者でもあせらず、ゆっくり一つずつ確認すれば大丈夫です。
10. ReactとBootstrapを使えばカッコいいサイトが作れる
ReactとBootstrapを組み合わせることで、デザインも機能もそろったサイトが作れます。初心者でも、ボタンや見出し、レイアウトなどをきれいに整えることができるので、安心してWeb制作に挑戦できます。