CSSでWebフォントを使いこなそう!初心者向けGoogle Fontsの使い方
生徒
「Webサイトの文字をおしゃれにしたいんですが、どうすればいいですか?」
先生
「それなら、Webフォントを使う方法がありますよ。特にGoogle Fontsというサービスが人気です。」
生徒
「それって難しそうですが、どうやって使うんですか?」
先生
「安心してください!とっても簡単ですよ。一緒にWebフォントの基本を学んでいきましょう。」
1. Webフォントってなに?
Webフォントとは、インターネット上にあるフォント(文字のデザイン)を使ってWebページをデザインできる仕組みのことです。たとえば、いつも見ている文字は「ゴシック体」や「明朝体」といったフォントですが、Webフォントを使えば、もっと個性的でおしゃれな文字に変えることができます。
Webフォントを使うことで、パソコンやスマートフォンに特定のフォントが入っていなくても、同じデザインの文字を表示することができます。これにより、どの端末でも統一された見た目のWebページを作ることができます。
2. Google Fontsとは?
Google Fonts(グーグルフォント)は、Googleが無料で提供しているWebフォントのサービスです。誰でも簡単に使うことができ、たくさんのフォントが用意されています。しかも日本語フォントも対応していて、デザインにこだわりたい方にピッタリです。
使い方もとても簡単で、Webページに少しのコードを追加するだけで、おしゃれなフォントが表示されるようになります。
3. Google Fontsでフォントを選ぶ
まず、Google Fontsのサイトにアクセスします。
たとえば、「Noto Sans Japanese」という日本語対応の読みやすいフォントを使ってみましょう。
フォントを選んだら、「Select this style(このスタイルを選択)」というボタンをクリックします。すると、表示されているリンクタグをコピーしてHTMLに貼り付けるだけです。
4. Google FontsをHTMLに組み込む方法
Google Fontsの指示に従って、HTMLファイルの<head>タグの中にリンクタグを追加します。
<link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Sans+JP&display=swap" rel="stylesheet">
その後、CSSのfont-familyというプロパティを使って、指定したフォントを使えるようにします。
<style>
body {
font-family: 'Noto Sans JP', sans-serif;
}
</style>
<h1>これはWebフォントを使った見出しです</h1>
<p>Google Fontsの「Noto Sans JP」を使っています。</p>
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5. CSSでWebフォントを適用するポイント
Webフォントを正しく表示させるためには、CSSでfont-familyをきちんと書くことが重要です。以下の点を守ると安心です。
- フォント名は正確に入力する(大文字・小文字も含めて)
- 日本語フォントは読み込みに時間がかかることがあるので、予備のフォント(フォールバック)も設定する
- 見出しだけにフォントを使うなど、用途を限定すると読み込みが軽くなる
6. 他のフォントとの組み合わせ例
以下は、複数のWebフォントを組み合わせて使う例です。タイトルは太く、本文は読みやすく設定しています。
<link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Serif+JP&family=Roboto&display=swap" rel="stylesheet">
<style>
h1 {
font-family: 'Noto Serif JP', serif;
}
p {
font-family: 'Roboto', sans-serif;
}
</style>
<h1>タイトルは和風のセリフ体</h1>
<p>本文は英語向けのスッキリしたフォントで読みやすく。</p>
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7. フォント指定時に注意すること
Webフォントを使うときは、以下の点に注意しましょう。
- インターネット接続がないとフォントが読み込まれないことがある
- スマホでも見やすいフォントサイズにすること
- 英語と日本語が混ざる場合、バランスを確認すること
たとえば、英語のフォントと日本語フォントを一緒に使うと、文字の高さや太さがちぐはぐに見えることがあります。その場合は、両方に合ったデザインのフォントを選ぶと良いでしょう。
8. Webフォントを使うメリットとデメリット
メリット
- 見た目が格段に良くなり、オリジナリティのあるWebページが作れる
- どの端末でも同じフォントで表示されるため、デザインが崩れにくい
デメリット
- 読み込みに時間がかかることがある(とくに日本語フォント)
- インターネットに接続していないと表示されない
これらを理解したうえで、Webフォントを上手に使うことが大切です。