HTML script defer属性とは?実行タイミングと使いどころを初心者向けにわかりやすく解説
生徒
「HTMLでJavaScriptを読み込むときにdeferという属性を見たのですが、これは何のためにあるんですか?」
先生
「defer属性は、JavaScriptの実行タイミングを調整するためのHTMLの仕組みです。ページの表示を止めずにスクリプトを読み込むために使います。」
生徒
「ページの表示を止めるってどういうことですか?」
先生
「通常のscriptタグは、読み込まれるとHTMLの読み込みを一時停止してJavaScriptを実行します。でもdeferを使うと、HTMLの読み込みを続けながらスクリプトを読み込み、ページの解析が終わったあとに実行されます。」
生徒
「なるほど。ページを速く表示するための仕組みなんですね。」
先生
「その通りです。ではHTML script defer属性の基本から詳しく見ていきましょう。」
1. HTML script defer属性とは
HTML script defer属性とは、JavaScriptの読み込みと実行のタイミングを調整するためのHTML属性です。主に外部JavaScriptファイルを読み込むときに使用され、ページの読み込み速度やユーザー体験を改善するために重要な役割を持っています。
通常のscriptタグでは、ブラウザがJavaScriptファイルを読み込むときにHTMLの解析を一時的に停止します。これをレンダリングブロックと呼びます。レンダリングとは、ブラウザがHTMLを解析して画面に表示する処理のことです。
しかしdefer属性を使うと、HTMLの読み込みを止めることなくJavaScriptを読み込みます。そしてHTMLの解析がすべて終わったあとでJavaScriptが実行されます。つまりページ表示を邪魔しない形でスクリプトを処理できるようになります。
Webサイトの表示速度は検索エンジン最適化、いわゆるSEOにも影響します。HTML script defer属性を正しく使うことで、ページの表示速度の改善やユーザー体験の向上にもつながります。
2. defer属性の基本的な書き方
HTMLでdefer属性を使う場合は、scriptタグにdeferと書くだけです。とてもシンプルな構文なので初心者でもすぐに理解できます。
JavaScriptを外部ファイルとして読み込むときに、src属性と一緒にdefer属性を指定します。src属性とは、読み込むJavaScriptファイルの場所を指定するためのHTML属性です。
例えばscript.jsというJavaScriptファイルを読み込む場合、次のように記述します。
<script src="script.js" defer></script>
このようにdefer属性を追加することで、HTMLの読み込みを続けながらJavaScriptファイルを読み込み、ページの解析が終わったあとでスクリプトが実行されます。
大規模なWebサイトやJavaScriptの多いページでは、defer属性を使うことでページ表示の体感速度が改善されることがあります。
3. defer属性と通常のscriptタグの違い
defer属性を理解するためには、通常のscriptタグとの違いを知ることが大切です。通常のscriptタグは、HTMLの途中でJavaScriptが読み込まれるとその場で実行されます。
そのためブラウザはHTMLの読み込みを一時停止してJavaScriptを処理します。JavaScriptの処理が終わるまで画面の表示が進まないため、ページ表示が遅く感じることがあります。
次のコードは通常のscriptタグの例です。
<script src="script.js"></script>
この場合、ブラウザはscript.jsを読み込み終わるまでHTMLの解析を止めます。もしJavaScriptファイルが大きい場合や通信が遅い場合、ページ表示が遅くなる原因になります。
一方でdefer属性を使うとHTMLの読み込みを止めずに処理できるため、ページ全体の表示がスムーズになります。
4. defer属性を使った簡単なJavaScriptの例
実際にdefer属性を使うとどのようにJavaScriptが動くのかを見てみましょう。ここではボタンを押すとメッセージが表示されるシンプルな例を紹介します。
まずHTMLファイルではボタンを作り、JavaScriptファイルをdefer属性付きで読み込みます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>deferのサンプル</title>
<script src="script.js" defer></script>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptテスト</h1>
<button id="btn">クリック</button>
</body>
</html>
ブラウザ表示
次にJavaScriptファイルを書きます。ボタンを押したときにメッセージを表示するシンプルな処理です。
document.getElementById("btn").onclick = function(){
alert("ボタンが押されました");
}
defer属性を使っているため、HTMLの読み込みが終わったあとでJavaScriptが実行されます。そのためボタン要素を正しく取得できるようになります。
5. defer属性が役立つ場面
HTML script defer属性は、特に次のような場面で役立ちます。
一つ目はJavaScriptファイルが大きい場合です。大きなJavaScriptファイルを通常のscriptタグで読み込むと、HTMLの表示が止まりページが重く感じることがあります。
二つ目はページの上部でJavaScriptを読み込む必要がある場合です。通常はbodyの最後にscriptを書くことが多いですが、defer属性を使えばheadの中に書いても安全に実行できます。
三つ目は複数のJavaScriptファイルを読み込む場合です。defer属性を使うと、記述した順番で実行されるという特徴があります。これによりプログラムの依存関係を保ちながら読み込むことができます。
6. 複数のdeferスクリプトを読み込む例
複数のJavaScriptファイルを読み込む場合でもdefer属性は便利です。deferを指定したスクリプトは、HTMLの解析が終わったあとに順番通り実行されます。
次の例では二つのJavaScriptファイルを読み込んでいます。
<script src="first.js" defer></script>
<script src="second.js" defer></script>
この場合、first.jsが先に実行され、そのあとでsecond.jsが実行されます。読み込みは並行して行われますが、実行順序はHTMLの記述順になるという点が大きな特徴です。
この仕組みによって、複数のJavaScriptファイルを安全に管理することができます。
7. defer属性を理解するための身近な例え
defer属性を初心者でも理解しやすいように、料理の例で考えてみましょう。
通常のscriptタグは、料理をしている途中で突然別の作業を始めるような状態です。例えば料理を作っている途中で、先に皿洗いを始めてしまうようなイメージです。料理は途中で止まってしまいます。
一方defer属性は、料理を最後まで作ってから皿洗いをするイメージです。料理という作業を止めずに進められるので、全体の流れがスムーズになります。
Webページでも同じで、HTMLの読み込みという作業を止めずにJavaScriptを処理することで、ページ表示がスムーズになります。これがHTML script defer属性の大きなメリットです。
まとめ
この記事ではHTMLでJavaScriptを読み込むときに重要になるscriptタグのdefer属性について丁寧に確認しました Webページを作るときにはHTMLとCSSそしてJavaScriptが組み合わさって動作します その中でもJavaScriptの読み込み方法はページ表示の速さやユーザーが感じる快適さに大きく関係します 通常のscriptタグは読み込まれた瞬間にJavaScriptを実行します そのためブラウザはHTMLの読み込みを一度止めてJavaScriptの処理を行います この動きはシンプルで分かりやすい反面ページ表示が途中で止まる原因になることがあります 特にJavaScriptのファイルが大きい場合や複数のファイルを読み込む場合にはページ表示が遅く感じることがあります そこで役立つのがHTML script defer属性です defer属性をscriptタグに追加するとブラウザはHTMLの解析を止めずにJavaScriptファイルを読み込みます そしてページのHTML構造の解析が終わったあとにJavaScriptを順番に実行します この仕組みによってページの表示が途中で止まりにくくなりスムーズにページが表示されるようになります Web制作ではページの表示速度がとても重要です ページの読み込みが速いとユーザーは快適にサイトを利用できます 逆にページ表示が遅いとユーザーはページを閉じてしまう可能性があります そのためJavaScriptの読み込み方法を工夫することはとても大切です defer属性は外部JavaScriptファイルを読み込むときに特に効果があります scriptタグにsrc属性とdefer属性を組み合わせることでHTMLの解析とJavaScriptの読み込みを同時に進めることができます そしてHTMLの読み込みが終わったあとにJavaScriptが順番通り実行されます この順番が守られるという特徴は複数のJavaScriptファイルを管理するときにも役立ちます 例えばあるJavaScriptファイルが別のJavaScriptファイルに依存している場合があります そのような場合でもdefer属性を付けたscriptタグはHTMLに書かれている順番で実行されるため安全に読み込むことができます これによりプログラムの構造を保ちながらページ表示の速度を改善することができます またdefer属性はheadタグの中でも安心して使用できます 通常はJavaScriptをbodyタグの最後に書くことが多いですがdefer属性を使えばhead内でも問題なく動作します HTMLの構造を整理しながらJavaScriptを管理できるという点でも便利な仕組みです HTMLの基本を学び始めたばかりの人はscriptタグを単純に書くだけで満足してしまうことがあります しかしWebページの品質を高めるためには読み込み順序や実行タイミングを理解することがとても大切です defer属性はその第一歩として覚えておきたい重要な知識です Web制作の現場ではページの軽量化や高速表示の工夫が常に求められます HTMLの構造を正しく設計しJavaScriptの読み込み方法を工夫することでより快適で使いやすいWebページを作ることができます script defer属性はそのための基本的でありながらとても重要な仕組みです これからHTMLとJavaScriptを学習していく人はscriptタグの基本構文と合わせてdefer属性の働きをしっかり理解しておきましょう ページ表示の仕組みを理解しながらコーディングすることでより実践的なWeb制作スキルを身につけることができます
サンプルプログラムで振り返り
次の例ではHTMLのheadの中でdefer属性付きのscriptタグを読み込んでいます HTMLの読み込みが完了したあとでJavaScriptが実行されボタンを押すとメッセージが表示されます defer属性を使うことでHTML構造を安全に読み込んだあとで処理を実行できることが確認できます
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>deferまとめサンプル</title>
<script src="main.js" defer></script>
</head>
<body>
<h1 class="title">JavaScript確認ページ</h1>
<p class="text">下のボタンを押すとメッセージが表示されます</p>
<button id="btn" class="btn btn-primary">
クリック
</button>
</body>
</html>
ブラウザ表示
次はJavaScriptの内容です HTMLの要素が読み込まれたあとで処理が実行されるためボタン要素を正しく取得することができます
document.getElementById("btn").onclick = function(){
alert("ボタンが押されました");
}
生徒
今日はHTML script defer属性について学びました 普通のscriptタグはHTMLの読み込みを止めてJavaScriptを実行するけれどdefer属性を使うとHTMLの読み込みを続けながらJavaScriptを読み込めることが分かりました ページ表示が止まらないのでとても便利だと感じました
先生
その理解でとても良いです defer属性はページ表示をスムーズにするために役立つ大切な仕組みです HTMLの解析が終わったあとにJavaScriptを実行するため要素の取得が安全に行えるという利点もあります
生徒
headタグの中でも使えるという点も印象に残りました 今まではJavaScriptはbodyの最後に書くものだと思っていました でもdefer属性を使えばheadに整理して書くこともできるのですね
先生
その通りです 大きなWebサイトではJavaScriptファイルが増えていきます そのときにdefer属性を使って読み込み順序を保ちながら整理するとコードの管理がしやすくなります
生徒
複数のJavaScriptを読み込む場合でも順番通り実行されるという説明も理解できました プログラム同士の関係を壊さずに読み込めるのは安心ですね
先生
そうです HTMLとJavaScriptの読み込みタイミングを理解することはWeb制作の基本です scriptタグの書き方だけでなくdefer属性の意味や使いどころを理解することでより質の高いWebページを作ることができるようになります
生徒
これからJavaScriptを読み込むときにはページ表示や実行タイミングを考えながらscriptタグを書いていきたいと思います defer属性もしっかり使えるように練習します
先生
とても良い姿勢です HTML JavaScript 読み込み タイミング scriptタグ defer属性 ページ表示速度 Web制作 基本構造 これらの理解を深めていけばより実践的なコーディング力が身につきます これからも実際にコードを書きながら学習を続けていきましょう
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