カテゴリ: Bootstrap 更新日: 2025/09/23

WordPressテーマにBootstrapを組み込む方法を完全解説!安全な読み込みと依存関係の基本

WordPressテーマにBootstrapを組み込む方法:安全な読み込みと依存関係
WordPressテーマにBootstrapを組み込む方法:安全な読み込みと依存関係

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「WordPressで自作テーマを作っているのですが、Bootstrapを使ってデザインを整えたいです。」

先生

「BootstrapはWebデザインを簡単にきれいに整えるための便利な道具ですよ。WordPressテーマでも使えます。」

生徒

「どうやってWordPressテーマにBootstrapを組み込むんですか?安全に使う方法を知りたいです!」

先生

「それでは、初心者でも分かるように、WordPressでのBootstrapの安全な組み込み方法を一緒に見ていきましょう。」

1. WordPressテーマにBootstrapを入れるってどういうこと?

1. WordPressテーマにBootstrapを入れるってどういうこと?
1. WordPressテーマにBootstrapを入れるってどういうこと?

WordPress(ワードプレス)はホームページを作るための人気のソフトで、「テーマ」はその見た目を決めるテンプレートのようなものです。

Bootstrap(ブートストラップ)は、デザインを簡単に整えるためのツールセットです。

これをWordPressのテーマに「組み込む」とは、テーマにBootstrapのCSSやJavaScriptを正しく読み込んで、使えるようにするということです。

2. Bootstrapの読み込み方法にはCDNとローカルの2つがある

2. Bootstrapの読み込み方法にはCDNとローカルの2つがある
2. Bootstrapの読み込み方法にはCDNとローカルの2つがある

Bootstrapを読み込む方法は2種類あります。

  • CDN(シーディーエヌ)を使う:インターネット上のBootstrapのファイルを使う方法です。
  • ローカルに置く:自分のパソコンやサーバーにBootstrapのファイルを保存して読み込む方法です。

今回は、CDNを使う方法で初心者向けに説明します。

3. WordPressで安全にCSSやJSを読み込むにはfunctions.phpに書く

3. WordPressで安全にCSSやJSを読み込むにはfunctions.phpに書く
3. WordPressで安全にCSSやJSを読み込むにはfunctions.phpに書く

WordPressには、ファイルを安全に読み込むための「決まり」があります。header.phpに直接 link や script を書いてはいけません。

正しくは、「functions.php」というテーマファイルに、専用のコードを書くのがルールです。

4. functions.phpにBootstrapの読み込みコードを追加する

4. functions.phpにBootstrapの読み込みコードを追加する
4. functions.phpにBootstrapの読み込みコードを追加する

次のようなコードをfunctions.phpに追加します。


function mytheme_enqueue_scripts() {
    wp_enqueue_style('bootstrap-css', 'https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.3/dist/css/bootstrap.min.css');
    wp_enqueue_script('bootstrap-js', 'https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.3/dist/js/bootstrap.bundle.min.js', array('jquery'), null, true);
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'mytheme_enqueue_scripts');

このコードで、BootstrapのCSSとJS(動きを担当するファイル)が安全に読み込まれます。

5. 読み込みの順番や依存関係ってなに?

5. 読み込みの順番や依存関係ってなに?
5. 読み込みの順番や依存関係ってなに?

依存関係(いぞんかんけい)とは、「これが必要だから先に読み込んでね」という順番のルールです。

たとえば、BootstrapのJSファイルは、JavaScriptのライブラリ「jQuery(ジェイクエリ)」が必要な場合もあります。そういうときに、array('jquery')と書いて先に読み込ませます。

6. テーマのHTMLでBootstrapのクラスを使ってみよう

6. テーマのHTMLでBootstrapのクラスを使ってみよう
6. テーマのHTMLでBootstrapのクラスを使ってみよう

Bootstrapを読み込んだら、テーマ内のHTMLでクラスを使うだけでデザインが整います。以下はボタンの例です。


<button class="btn btn-primary">クリックしてね</button>
ブラウザ表示

btnはボタンの基本スタイル、btn-primaryは青いボタンにするためのクラスです。

7. CSSファイルが効かないときの確認ポイント

7. CSSファイルが効かないときの確認ポイント
7. CSSファイルが効かないときの確認ポイント

たまにBootstrapのデザインが表示されないことがあります。そんなときは次のポイントをチェックしましょう。

  • functions.phpのコードが正しいか
  • ブラウザのキャッシュをクリアしてみる(Shift + 更新ボタン)
  • 別のテーマを使っていて、上書きされていないか
  • 読み込みURLが正しいCDNか

読み込みが正しくできていれば、ボタンや見出しがBootstrapのスタイルに変わっているはずです。

8. 自作テーマでも簡単にBootstrapを使える

8. 自作テーマでも簡単にBootstrapを使える
8. 自作テーマでも簡単にBootstrapを使える

WordPressで自作テーマを作っている方でも、上記のようにfunctions.phpにコードを追加すれば、Bootstrapがすぐに使えます。

デザインの自由度が一気に上がりますし、モバイル対応もBootstrapが自動でやってくれます。

9. Bootstrap 5の主な特徴をおさらいしよう

9. Bootstrap 5の主な特徴をおさらいしよう
9. Bootstrap 5の主な特徴をおさらいしよう

ここでBootstrap 5のポイントをおさらいしましょう。

  • レスポンシブ(スマホでもきれいに見える)
  • たくさんのクラスを使って簡単にデザインできる
  • jQueryが不要になった(必要な場合もあり)
  • 公式のCDNを使えばすぐに使える

10. 実際にページにBootstrapのクラスを使ってみる例

10. 実際にページにBootstrapのクラスを使ってみる例
10. 実際にページにBootstrapのクラスを使ってみる例

最後に、実際にテーマファイルの中で使える見本を紹介します。


<div class="container mt-4">
    <h1 class="text-center text-primary">ようこそ!</h1>
    <p class="lead">これはBootstrapを使ったWordPressテーマのページです。</p>
</div>
ブラウザ表示

このようにcontainertext-primaryなどのクラスを使うだけで、デザインがキレイになります。

関連記事:
カテゴリの一覧へ
新着記事
CSSのダブルボーダーや点線・破線を完全ガイド!初心者でもわかるdotted・dashed・doubleの使い方
Bootstrapの$theme-colorsを拡張!ブランドカラー追加の完全ガイド【map-merge】
CSSの境界線を部分的に設定する方法を完全ガイド!初心者でもわかるborder-topなどの使い方
BootstrapのSass変数を完全ガイド!初心者でもわかる色・余白・フォント設定
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
CSSで文字の間隔を調整する方法!初心者でもわかるletter-spacingとword-spacingの使い方
No.2
Java&Spring記事人気No2
CSSのtext-alignの使い方完全ガイド!初心者でもわかる文字揃えの基本
No.3
Java&Spring記事人気No3
Bootstrap 3から5への一気移行ガイド!初心者でもわかる段階的リファクタリングの進め方
No.4
Java&Spring記事人気No4
CSSの文字間・単語間の調整と影の付け方を完全ガイド!初心者でもわかるテキスト装飾術