カテゴリ: Bootstrap 更新日: 2025/10/12

スティッキーフッターの作り方を完全解説!Bootstrapで高さと余白を調整する方法

スティッキーフッターの作り方:高さ問題と余白設計のコツ
スティッキーフッターの作り方:高さ問題と余白設計のコツ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「ページの一番下に常にフッターを固定したいんですが、Bootstrapでできますか?」

先生

「はい、Bootstrapだけでもスティッキーフッターを作ることができます。ちょっとしたコツがあるので解説しますね。」

生徒

「うまくいかなくて、フッターが途中に出たり、スペースが足りなかったりします...」

先生

「それは"高さ"と"余白"の調整が関係しています。一緒に解決していきましょう!」

1. スティッキーフッターとは何か

1. スティッキーフッターとは何か
1. スティッキーフッターとは何か

スティッキーフッターとは、ページの内容が少ないときでも、画面の一番下(最下部)にフッターを固定するデザインのことです。たとえば、記事が短いと画面の中央でフッターが止まってしまうことがありますが、それを防ぐのが目的です。

2. スティッキーフッターの高さ問題とは?

2. スティッキーフッターの高さ問題とは?
2. スティッキーフッターの高さ問題とは?

高さ問題とは、「画面全体の高さ」と「中身の高さ」が合っていないために、フッターがページの途中に出てしまう現象のことです。
この問題を解決するには、全体の高さを 100vh(ビューポートの高さ)に合わせる工夫が必要です。

3. Bootstrapでスティッキーフッターを実装するHTML例

3. Bootstrapでスティッキーフッターを実装するHTML例
3. Bootstrapでスティッキーフッターを実装するHTML例

Bootstrapのグリッドやユーティリティクラスを使って、最もシンプルなスティッキーフッターを作るHTML構成です。


<style>
  html, body {
    height: 100%;
  }
  .wrapper {
    min-height: 100%;
    display: flex;
    flex-direction: column;
  }
  .content {
    flex: 1;
  }
</style>

<div class="wrapper">
  <header class="bg-primary text-white p-3">ヘッダー</header>
  <main class="content container py-5">
    <h2>メインコンテンツ</h2>
    <p>ここにメインの内容が入ります。</p>
  </main>
  <footer class="bg-dark text-white text-center py-3">固定フッター</footer>
</div>
ブラウザ表示

4. 高さを100%にする意味

4. 高さを100%にする意味
4. 高さを100%にする意味

htmlbodyheight: 100%を指定すると、画面全体の高さに合わせた表示ができます。これがないと、内容が少ないときにフッターが途中に来てしまいます。

5. フレックスボックスで余白を自動調整

5. フレックスボックスで余白を自動調整
5. フレックスボックスで余白を自動調整

Bootstrapではdisplay: flexを使って、上下にコンテンツを分けて表示できます。
flex: 1を使うと、中央のコンテンツ部分が自動的に余白を広げ、フッターを最下部に固定することができます。

6. containerの使い方と余白設計のポイント

6. containerの使い方と余白設計のポイント
6. containerの使い方と余白設計のポイント

Bootstrapでは、containerを使うことで左右の余白を自動で作ってくれます。
さらにpy-●クラス(上下のパディング)で上下の余白を調整できます。
py-5は上下に大きめの余白を取るので、全体がバランスよく見えます。

7. 固定ではない「ページ最下部に張り付く」違いとは?

7. 固定ではない「ページ最下部に張り付く」違いとは?
7. 固定ではない「ページ最下部に張り付く」違いとは?

今回のスティッキーフッターは「常に画面下部」ではなく、「コンテンツが短いときにだけ、画面の最下部に張り付く」スタイルです。
スクロールしたらフッターが動くので、position: fixedとは違うという点も覚えておきましょう。

8. スマホ対応やレスポンシブデザインでも安心

8. スマホ対応やレスポンシブデザインでも安心
8. スマホ対応やレスポンシブデザインでも安心

この方法はレスポンシブ対応もされているため、スマートフォンでも画面下にフッターが表示されます。Bootstrapのflex設計は非常に強力なので、モバイルファーストでも安心して使えます。

9. よくある失敗とその対処法

9. よくある失敗とその対処法
9. よくある失敗とその対処法
  • 高さが足りない:htmlとbodyのheight指定を忘れている
  • フッターが上に表示される:flex: 1 の指定がされていない
  • 余白がない:containerやpyクラスで余白を追加する
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