CSSのブロック要素とインライン要素の違いを初心者向けに解説!使い分け完全ガイド
先生と生徒の会話形式で理解しよう
生徒
「先生、CSSでブロック要素とインライン要素って何が違うんですか?」
先生
「簡単に言うと、ブロック要素は新しい行から表示される大きな箱のような要素で、インライン要素は文字のように横に並ぶ小さな要素です。」
生徒
「それだと、どんなタグがブロック要素で、どんなタグがインライン要素なんですか?」
先生
「例えば段落の
タグや見出しの
〜タグはブロック要素です。リンクのタグや文字装飾のタグはインライン要素です。」
1. ブロック要素とは?
ブロック要素はページの横幅いっぱいに広がり、必ず新しい行から表示されます。段落や見出し、リストなどが代表的です。ブロック要素は幅(width)や高さ(height)、マージンやパディングを自由に指定できるため、レイアウト調整に便利です。
<style>
.block-example {
display: block;
width: 300px;
height: 50px;
background-color: lightblue;
margin-bottom: 10px;
padding: 5px;
}
</style>
<div class="block-example">ブロック要素1</div>
<div class="block-example">ブロック要素2</div>
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2. インライン要素とは?
インライン要素は文字と同じように横に並びます。高さや幅は基本的に指定できません。文字装飾やリンク、強調表示などの目的で使われます。
<style>
.inline-example {
display: inline;
background-color: lightgreen;
margin-right: 5px;
padding: 3px;
}
</style>
<span class="inline-example">インライン1</span>
<span class="inline-example">インライン2</span>
<span class="inline-example">インライン3</span>
ブラウザ表示
3. ブロック要素とインライン要素の使い分け
ページを作るときは、用途に応じて使い分けます。文章の段落や見出しはブロック要素、リンクや文字の一部分だけ色を変えるときはインライン要素を使用します。例えばナビゲーションメニューでは、インライン要素を横に並べたり、ブロック要素で縦に並べたりできます。
さらに、CSSのdisplayプロパティを使えば、インライン要素をブロック表示に変えたり、ブロック要素をインライン表示に変えたりすることも可能です。これにより、柔軟なレイアウト調整ができます。
4. 初心者向けの実践例
- 段落や見出しはブロック要素で書く
- リンクや文字装飾はインライン要素を使う
- 横並びのボタンはインライン要素またはinline-blockにする
- 必要に応じてdisplayプロパティで表示方法を変更する
これらを理解すると、ページの見やすさやデザインの自由度が大きく向上します。初心者でも、ブロック要素とインライン要素を正しく使うことで自然で整ったウェブページを作成できます。