カテゴリ: CSS 更新日: 2026/02/05

ヘッダーとフッターのレスポンシブ配置を完全ガイド!スマホ対応のコツ

ヘッダーやフッターのレスポンシブな配置の仕方
ヘッダーやフッターのレスポンシブな配置の仕方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「パソコンで見ると綺麗なヘッダーが、スマホで見ると文字が重なってグチャグチャになっちゃいます……。」

先生

「それは『レスポンシブ配置』ができていないからですね。画面の幅に合わせて、要素の並び方を変える必要があるんですよ。」

生徒

「横に並んでいたものを縦に並べたりするんですか?」

先生

「その通り!フレックスボックスという技術を使えば、驚くほど簡単に切り替えができます。さっそく学んでいきましょう!」

1. ヘッダーとフッターの役割とレスポンシブ化の重要性

1. ヘッダーとフッターの役割とレスポンシブ化の重要性
1. ヘッダーとフッターの役割とレスポンシブ化の重要性

Webサイトの一番上にある「ヘッダー」と、一番下にある「フッター」は、ホームページの顔とも言える重要なパーツです。ヘッダーにはロゴやメニューが並び、フッターには著作権情報やサイトマップが置かれます。これらはどのページを開いても表示される共通の部分なので、ここが崩れているとサイト全体の信頼性が損なわれてしまいます。

現代では、ホームページを見る人の半分以上がスマートフォンを使っています。パソコンの広い画面では「ロゴを左、メニューを右」に配置する余裕がありますが、スマホの狭い画面で同じことをすると、要素同士がぶつかってしまいます。そのため、画面の大きさに応じてレイアウトを自動調整する「レスポンシブ対応」が必須となるのです。初心者の方でも、基本のパターンさえ覚えれば、どんな画面でも見やすいヘッダーとフッターが作れるようになります。

2. フレックスボックスで横並びを自在にコントロール

2. フレックスボックスで横並びを自在にコントロール
2. フレックスボックスで横並びを自在にコントロール

ヘッダーの配置で最もよく使われるのが「フレックスボックス(Flexbox)」という技術です。これは、箱の中に入れた要素を「横に並べる」「右に寄せる」「均等に間隔を空ける」といった操作がとても簡単にできる魔法のような道具です。CSSで「display: flex;」と書くだけで、縦に並んでいた文字や画像が横一列に整列します。

さらに「justify-content: space-between;」という命令を追加すると、ロゴを左端に、メニューを右端にピタッと配置してくれます。パソコン版のヘッダーはこの一行でほぼ完成です。プログラミング未経験の方にとって、まずはこの「flex(フレックス)」という単語に慣れることが、レイアウト上達の第一歩になります。


<style>
    header {
        display: flex; /* 横に並べる */
        justify-content: space-between; /* 両端に寄せる */
        align-items: center; /* 上下の真ん中に揃える */
        background-color: #333;
        color: white;
        padding: 10px 20px;
    }
    .menu-list {
        display: flex;
        list-style: none;
        gap: 15px; /* メニューの間隔 */
    }
</style>

<header>
    <div class="logo">マイサイト</div>
    <ul class="menu-list">
        <li>ホーム</li>
        <li>ブログ</li>
    </ul>
</header>
ブラウザ表示

3. スマホでは縦並びに切り替える基本テクニック

3. スマホでは縦並びに切り替える基本テクニック
3. スマホでは縦並びに切り替える基本テクニック

パソコンでは横並びで良かったヘッダーも、スマホでは「ロゴの下にメニューが来る」ように縦並びにするのが一般的です。ここで使うのが「flex-direction(フレックス・ディレクション)」という命令です。標準では「row(横向き)」になっていますが、これを「column(縦向き)」に変えるだけで、一瞬でレイアウトが縦方向に切り替わります。

メディアクエリという仕組みを使って、「画面が600ピクセル以下の時は縦並びにする」という指示をCSSに書き込みます。こうすることで、スマホで見ている人にだけ最適な配置を提供できるわけです。無理に小さな文字で横に詰め込むよりも、縦にゆったり並べる方が、指で操作するスマホユーザーにはずっと親切な設計と言えます。


<style>
    .responsive-header {
        display: flex;
        flex-direction: column; /* 最初はスマホ向けに縦並び */
        text-align: center;
        background-color: #f8f9fa;
        padding: 20px;
        border-bottom: 2px solid #ddd;
    }
    /* 画面が768px以上になったらパソコン向けに横並び */
    @media (min-width: 768px) {
        .responsive-header {
            flex-direction: row;
            justify-content: space-between;
        }
    }
</style>

<div class="responsive-header">
    <div class="logo">LOGO</div>
    <div>お知らせ / 会社情報 / お問い合わせ</div>
</div>
ブラウザ表示

4. フッターの情報をスマホでスッキリ整理する工夫

4. フッターの情報をスマホでスッキリ整理する工夫
4. フッターの情報をスマホでスッキリ整理する工夫

フッターにはたくさんのリンクや住所、ロゴなどが含まれることが多いですが、スマホではこれらも「縦に積み上げる」のが基本です。ただし、ただ並べるだけだと非常に縦に長いフッターになってしまいます。そこで、重要なリンクだけを残して、他はシンプルにまとめるなどの引き算も必要になります。

また、フッターにある「SNSアイコン」などは、横に並べたままの方が使いやすい場合もあります。全体は縦並び(column)にしつつ、アイコンの箱だけは横並び(row)のままにする、といった具合に、箱の中に箱を作って個別に設定を変えるテクニックを使いましょう。これで、情報の優先順位が整理された見やすいフッターが完成します。


<style>
    footer {
        background-color: #222;
        color: #fff;
        padding: 30px;
        text-align: center;
    }
    .footer-links {
        display: flex;
        flex-direction: column; /* スマホでは縦 */
        gap: 10px;
        margin-bottom: 20px;
    }
    .sns-icons {
        display: flex;
        justify-content: center; /* アイコンは常に横並びで中央 */
        gap: 20px;
    }
    @media (min-width: 768px) {
        .footer-links {
            flex-direction: row; /* パソコンでは横 */
            justify-content: center;
        }
    }
</style>

<footer>
    <div class="footer-links">
        <span>利用規約</span>
        <span>プライバシーポリシー</span>
        <span>運営会社</span>
    </div>
    <div class="sns-icons">
        <i class="bi bi-twitter"></i>
        <i class="bi bi-instagram"></i>
        <i class="bi bi-facebook"></i>
    </div>
    <p style="margin-top:20px;">&copy; 2026 Sample Site</p>
</footer>
ブラウザ表示

5. 画面の端まで広がる全幅レイアウトの作り方

5. 画面の端まで広がる全幅レイアウトの作り方
5. 画面の端まで広がる全幅レイアウトの作り方

最近のヘッダーやフッターは、画面の両端まで色が塗られているデザインが人気です。これを実現するには、親要素(一番外側の箱)に背景色を塗り、その中にもう一つ「コンテンツを中央に寄せるための箱」を用意するのがコツです。外側の箱は幅100%に広がり、内側の箱は「max-width: 1000px;」などの制限をかけて中央に配置します。

こうすることで、どんなに大きなモニターで見ても文字が端っこに行き過ぎず、かつ背景色は画面いっぱいに広がるという、プロっぽい仕上がりになります。スマホの時は内側の箱も幅100%になるように調整すれば、どのデバイスでも違和感のないレイアウトになります。この「二重構造」はWeb制作の現場で非常によく使われる鉄板の構成です。

6. position: stickyでヘッダーを画面上部に固定する

6. position: stickyでヘッダーを画面上部に固定する
6. position: stickyでヘッダーを画面上部に固定する

長いページを読んでいるとき、メニューを使いたいのに一番上まで戻らなければならないのは不便ですよね。そんな時に便利なのが、ヘッダーを画面の上にピタッと固定する「position: sticky;(ポジション:スティッキー)」という命令です。これを使うと、スクロールしてもヘッダーが常に画面のてっぺんに残り続けます。

スマホでは特に、常にメニュー(ハンバーガーボタンなど)が見えていることは、ユーザーの利便性を高める上で非常に効果的です。ただし、スマホの画面は縦が短いので、ヘッダーを厚くしすぎると記事を読むスペースがなくなってしまうという注意点もあります。スマホの時は少し高さを低くするなど、ここでもレスポンシブな微調整が輝きます。


<style>
    .sticky-header {
        position: sticky;
        top: 0; /* 画面の一番上に固定 */
        z-index: 100; /* 他の要素の下に隠れないようにする */
        background-color: #ffc107;
        padding: 10px;
        box-shadow: 0 2px 5px rgba(0,0,0,0.1);
    }
</style>

<div class="sticky-header">
    <strong>スクロールしても私はここにいます!</strong>
</div>
<div style="height: 1000px; padding: 20px; background: linear-gradient(#fff, #eee);">
    <p>下にスクロールしてみてください。上の黄色いバーが消えないはずです。</p>
    <img src="/img/sample150-100.jpg" alt="スクロール用画像">
</div>
ブラウザ表示

7. レスポンシブ配置でよくある失敗と解決策

7. レスポンシブ配置でよくある失敗と解決策
7. レスポンシブ配置でよくある失敗と解決策

初めてレスポンシブな配置に挑戦すると、「要素がはみ出して横スクロールが出てしまう」という失敗をよく経験します。これは多くの場合、中に入っている画像の幅が固定されていたり、左右の余白(パディング)の計算が間違っていたりすることが原因です。解決策としては、幅を「px(ピクセル)」などの固定値ではなく、「%(パーセント)」などの相対的な数値で指定することを心がけましょう。

また、文字サイズをパソコンのままにしていると、スマホで見た時に一行が長すぎて読みづらくなることもあります。ヘッダーのロゴが大きすぎてメニューを押し出していないか、フッターのリンクの間隔が狭すぎて指で押しづらくなっていないかなど、自分の手元のスマホで確認しながら、一つずつ「%」や「em」を使って調整していくのが成功の秘訣です。

8. ブラウザの検証ツールを使いこなそう

8. ブラウザの検証ツールを使いこなそう
8. ブラウザの検証ツールを使いこなそう

ヘッダーやフッターのレスポンシブ対応が正しくできているかを確認するには、ブラウザの「検証ツール」が最強の味方になります。画面を右クリックして「検証」を開き、スマホのアイコンをクリックしてみてください。画面の幅をマウスで自由に動かせるようになり、横並びから縦並びに切り替わる「その瞬間」を自分の目で確認できます。

「この幅のときに崩れるな」というポイント(ブレイクポイント)を見つけたら、その数値に合わせてCSSを修正します。プロのエンジニアも、この作業を何度も繰り返して完璧なサイトを作り上げていきます。最初は難しく感じるかもしれませんが、自分が書いたコードが画面の動きに合わせて形を変えるのは、パズルを解くような楽しさがあります。焦らずに、理想のヘッダー・フッターを目指して調整を楽しみましょう!

2026年最新 スキルアップ・実践セミナー

【60分集中】Flexboxを完全攻略!最新CSS3で「崩れない・迷わない」モダンUI構築セミナー

「魅せる力」をコードで実現。CSS3でモダンWebデザインのプロトタイピングを。

本講座では、単に色を変えるだけではなく、「ユーザーを迷わせないUIデザイン」「崩れないレイアウト設計」の本質を学びます。最新のCSS3とモダンなレイアウト手法を通じて、プロの現場で通用する「美しさと機能性を両立した実装力」を最短距離で習得します。

具体的なワークショップ内容と環境

【つくるもの】
HTMLで作成した骨組みに対し、商用サイトでも採用される「スタイリッシュなカード型UI」や「レスポンシブなナビゲーション」を構築します。色の選定基準や余白(ホワイトスペース)の黄金比など、デザインの理論をコードに落とし込む工程を体験してください。

【開発環境】
フロントエンド開発の標準であるVisual Studio Code (VS Code)を継続使用。CSSの記述を効率化するプラグインや、ブラウザのデベロッパーツール(検証機能)を駆使して、リアルタイムでデザインを微調整するプロのワークフローを再現します。

この60分で得られる3つの技術資産

1. 現代のデファクトスタンダード「Flexbox」

要素の横並びや中央揃えを自由自在に操り、どんなデバイスでも崩れないレスポンシブな配置術を完全理解します。

2. メンテナンス性を高めるCSS設計の基礎

後から修正しやすい「壊れにくいコード」の書き方を伝授。プロの現場で必須となる命名規則の考え方を学びます。

3. パフォーマンスと美しさの両立

画像の最適化や軽量な装飾技法など、ページの表示速度を落とさずに高級感のある演出を行うテクニックを習得します。

※本講座は、HTMLの基礎を終えた後のステップアップ講座です。Webデザイナー、UIデザイナー、フロントエンドエンジニアへの道を切り開く「魅せる技術」を、モクモク独自のパーソナル指導で着実に定着させます。

【60分集中】Flexboxを完全攻略!最新CSS3で「崩れない・迷わない」モダンUI構築セミナー

リラックスしながら、学ぶことが大切です。しっかりと基礎を理解しましょう!

各回少人数・マンツーマン形式で徹底サポート

このセミナーの詳細・お申し込みはこちら
カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Bootstrap
Bootstrapテーブル入門:.table /.table-striped /.table-hover /.table-bordered をやさしく解説
New2
CSS
スマホの文字化け・崩れを防ぐ!メディアクエリで文字の改行と非表示を操る完全ガイド
New3
HTML
HTMLのvideo属性一覧を完全整理!初心者でもわかるposter・preload・loopの使い方
New4
Bootstrap
Bootstrap入力グループ完全ガイド|初心者でもわかる.input-groupの使い方
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
CSS
CSSのメディアタイプ完全ガイド!画面表示と印刷用スタイルを切り替える方法
No.2
Java&Spring記事人気No2
CSS
CSSで要素のサイズを自動調整!autoとfit-contentの使い方
No.3
Java&Spring記事人気No3
CSS
CSSのフレックスボックスで使うgapの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる余白調整の基本
No.4
Java&Spring記事人気No4
CSS
レスポンシブデザインの要!ブレイクポイントの決め方とCSSの書き方ガイド
No.5
Java&Spring記事人気No5
CSS
CSSのmin-widthとmax-widthの違いを徹底解説!モバイルファースト設計の基本
No.6
Java&Spring記事人気No6
CSS
スマホの向きでデザインが変わる!CSSのorientation(向き)設定ガイド
No.7
Java&Spring記事人気No7
CSS
CSSで要素を消す方法を完全ガイド!display:noneとvisibility:hiddenの違い
No.8
Java&Spring記事人気No8
Bootstrap
Bootstrap Iconsの使い方を完全解説!初心者でもわかるアイコン基本操作ガイド