カテゴリ: CSS 更新日: 2026/02/08

デザイン崩れを防ぐ!初心者のための余白・間隔設計の基本ガイド

デザイン崩れを防ぐための余白・間隔設計
デザイン崩れを防ぐための余白・間隔設計

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「自分でWebサイトを作ってみたんですけど、なんだか文字が詰まっていて見づらいし、スマホで見るとガタガタに崩れてしまいます…。」

先生

「それは『余白』の設計がうまくいっていないサインかもしれませんね。Webデザインにおいて、余白は情報を整理するためのとても大切な要素なんですよ。」

生徒

「余白って、ただ何もない空間を作るだけじゃないんですか?」

先生

「その通りです!デザイン崩れを防ぎ、プロのような見栄えにするための余白の作り方を、基礎から丁寧に解説しますね!」

1. デザインにおける余白の役割とは?

1. デザインにおける余白の役割とは?
1. デザインにおける余白の役割とは?

Webサイトにおける余白は、単なる「空き地」ではありません。余白があることで、読者はどこからどこまでが一つのまとまりなのかを一目で判断できるようになります。例えば、新聞の文章を想像してみてください。文字がぎっしり詰まっているよりも、段落ごとに適度な隙間がある方が読みやすいですよね。これをWebの世界では「ホワイトスペース」と呼びます。

もし余白がないと、文章や画像がくっつきすぎてしまい、どれが重要な情報なのか分からなくなります。さらに、画面の小さなスマートフォンで見ると、その窮屈さは倍増し、最終的には文字が画面からはみ出すなどの「デザイン崩れ」を引き起こします。余白を正しく設計することは、検索エンジン(Googleなど)に評価される「ユーザーにとって使いやすいサイト」を作る第一歩なのです。

2. パディングとマージンの違いをスッキリ理解する

2. パディングとマージンの違いをスッキリ理解する
2. パディングとマージンの違いをスッキリ理解する

CSSで余白を作るには、主に「パディング(padding)」と「マージン(margin)」の二つを使います。プログラミング未経験の方が一番混乱するのがこの違いですが、簡単な例えで覚えましょう。

パディングは「服と体の間のゆとり」です。箱の内側にある余白のことですね。一方で、マージンは「人と人との距離」です。箱と箱の間の外側の余白を指します。この二つを使い分けることで、要素の内側にゆとりを持たせつつ、隣の要素との適切な距離を保つことができます。この基本をマスターするだけで、デザインの崩れは劇的に減ります。


<style>
	.box-example {
		background-color: #e3f2fd;
		border: 2px solid #2196f3;
		padding: 20px; /* 箱の内側のゆとり */
		margin: 30px;  /* 隣の要素との距離 */
	}
</style>

<div class="box-example">
	パディングとマージンを設定した箱です。内側も外側もスッキリして見えますね。
</div>
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3. スマホ対応で失敗しないための「%」指定のコツ

3. スマホ対応で失敗しないための「%」指定のコツ
3. スマホ対応で失敗しないための「%」指定のコツ

パソコンを触り始めたばかりの方がやってしまいがちなのが、余白や幅を「300px(ピクセル)」のように固定の数字で決めてしまうことです。これは定規で測ったように正確ですが、スマホのような幅が狭い画面で見ると、その300pxが画面幅を突き抜けてしまい、横スクロールが発生する原因になります。

そこで便利なのが「%(パーセント)」を使った指定です。例えば「width: 90%;」と指定すれば、どんな画面サイズでも左右に少しずつ余白を残してピッタリ収まってくれます。レスポンシブデザイン(画面サイズに合わせて形を変える設計)では、固定の数字ではなく、画面全体に対する割合で考えることがデザイン崩れを防ぐ最強のテクニックとなります。

4. box-sizingでサイズ計算の狂いを解消する

4. box-sizingでサイズ計算の狂いを解消する
4. box-sizingでサイズ計算の狂いを解消する

「幅を100%にしたのに、なぜか画面からはみ出してしまう…」これは初心者が必ず直面する壁です。実は、標準の設定では「幅 + パディング + 枠線」が合計のサイズとして計算されるため、幅を100%にしてパディングを足すと、合計が100%を超えてしまうのです。

この計算ミスを自動で防いでくれるのが「box-sizing: border-box;(ボックスサイジング:ボーダーボックス)」という設定です。これを書くと、パディングや枠線の太さを「幅の中に含めて」計算してくれるようになります。今のWeb制作では、この設定を全ての要素に適用するのが当たり前になっています。これさえあれば、余白を追加してもサイズが膨らむ心配はありません。


<style>
	.full-width-box {
		width: 100%;
		padding: 20px;
		box-sizing: border-box; /* 余白を幅の中に含める魔法の呪文 */
		background-color: #fff3e0;
		border: 5px solid #ff9800;
	}
</style>

<div class="full-width-box">
	幅100%にパディングを追加しても、画面からはみ出しません!
</div>
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5. 規則正しい間隔でプロのような美しさを出す

5. 規則正しい間隔でプロのような美しさを出す
5. 規則正しい間隔でプロのような美しさを出す

デザインが素人っぽく見えてしまう大きな理由は、余白の数字がバラバラだからです。ある場所は10px、別の場所は13px…といった具合にバラバラだと、脳が「無秩序」だと判断し、心地よさを感じません。そこで「8の倍数」など、自分なりのルールを決めて余白を設定してみましょう。

例えば、小さな隙間は8px、中くらいは16px、大きな段落の間は32pxといったルールを作ります。これを守るだけで、サイト全体に統一感が生まれ、非常にプロっぽい仕上がりになります。パソコンの操作に不慣れでも、この「数字を揃える」という意識だけで、デザインの質は格段に上がります。

6. フレックスボックスを活用した自動の間隔調整

6. フレックスボックスを活用した自動の間隔調整
6. フレックスボックスを活用した自動の間隔調整

要素を横に並べるときに、一つずつマージンを設定するのは大変ですし、スマホで見るときに計算が狂いやすいです。そこで、最新のCSSの技である「フレックスボックス(Flexbox)」と「gap(ギャップ)」プロパティを使いましょう。

「display: flex;」で横並びにし、「gap: 20px;」と書くだけで、要素と要素の間にだけ自動で隙間を作ってくれます。一番左や一番右の余計なマージンを計算して消す必要がなくなるため、コードがスッキリし、スマホでの表示崩れも防ぎやすくなります。特にボタンを並べるときなどに非常に重宝するテクニックです。


<style>
	.flex-container {
		display: flex;
		flex-wrap: wrap; /* 画面が狭くなったら折り返す */
		gap: 15px;       /* 要素の間の隙間を一定にする */
		padding: 10px;
		background-color: #f5f5f5;
	}
	.item {
		background-color: #4caf50;
		color: white;
		padding: 10px 20px;
		border-radius: 4px;
	}
</style>

<div class="flex-container">
	<div class="item">ボタン1</div>
	<div class="item">ボタン2</div>
	<div class="item">ボタン3</div>
</div>
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7. テキストの行間を広げて読みやすさをアップさせる

7. テキストの行間を広げて読みやすさをアップさせる
7. テキストの行間を広げて読みやすさをアップさせる

余白は箱の周りだけではありません。文字と文字の間の隙間、つまり「行間」も非常に重要です。CSSでは「line-height(ラインハイト)」というプロパティで行間を調整します。標準の設定だと少し窮屈に感じることが多いため、1.5〜1.8くらいの数値に設定するのがオススメです。

行間が適切に空いていると、長い文章でも目が疲れにくくなり、スマホでスクロールしながら読む際の快適さが向上します。読者がストレスなく情報を得られるサイトは、結果としてGoogleからの評価も高まりやすくなります。「文字を読むための余白」にも、ぜひこだわってみてください。

8. ブラウザの検証ツールで余白を確認する習慣

8. ブラウザの検証ツールで余白を確認する習慣
8. ブラウザの検証ツールで余白を確認する習慣

最後に、自分が設定した余白が本当に正しく反映されているか確認する方法を紹介します。ブラウザ(Google Chromeなど)には「検証」という機能があります。画面の上で右クリックして「検証」を選ぶと、今の設定がどうなっているか裏側を見ることができるのです。

このツールの「計算済み(Computed)」という項目を見ると、パディングが青色、マージンがオレンジ色で表示されます。自分が思わぬところに大きな隙間ができていないか、逆に要素が重なっていないかを視覚的にチェックできます。このツールを使いこなせるようになれば、初心者から一歩抜け出し、思い通りのデザインを作れるようになりますよ!


<style>
	.check-padding {
		padding: 40px;
		background-color: #fff9c4;
		border: 1px dashed #fbc02d;
		text-align: center;
	}
</style>

<div class="check-padding">
	右クリックして「検証」を選び、この黄色いエリアを触ってみてください!<br>
	どれくらいの余白がついているか確認できます。
</div>
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