CSSで要素を非表示にする方法を比較!visibility:hiddenとdisplay:noneの違い
生徒
「先生、CSSで要素を非表示にする方法っていくつかあると聞きました。違いは何ですか?」
先生
「大きく分けて、display:noneとvisibility:hiddenがあります。それぞれの動作が違うので使い分けが大切です。」
生徒
「具体的にどう違うんですか?」
先生
「順番に説明しますね。簡単な例も見ながら理解しましょう。」
1. display:noneとは何か?
CSSのdisplay:noneは、対象の要素を画面上から完全に消します。つまりHTML上には存在していますが、見た目としてもスペースとしても消えるため、周囲の要素がその場所を埋めます。非表示にした要素はクリックもできませんし、画面に占める領域もなくなります。
<style>
.box-none {
display: none;
background-color: lightcoral;
width: 200px;
height: 50px;
text-align: center;
line-height: 50px;
}
</style>
<div class="box-none">このボックスは非表示です</div>
<p>この文章は上にスペースがなく表示されます。</p>
ブラウザ表示
display:noneはモーダルや一時的な非表示コンテンツに便利ですが、レイアウト調整の際は注意が必要です。
2. visibility:hiddenとは何か?
visibility:hiddenは要素を「見えなくする」プロパティです。画面上には表示されませんが、要素のスペースは残ります。そのため、周りのコンテンツのレイアウトは崩れません。
<style>
.box-hidden {
visibility: hidden;
background-color: lightblue;
width: 200px;
height: 50px;
text-align: center;
line-height: 50px;
}
</style>
<div class="box-hidden">見えませんがスペースは残ります</div>
<p>この文章の位置はボックスの下になります。</p>
ブラウザ表示
visibility:hiddenはレイアウトを崩さずに非表示にしたい場合に便利です。ただし、クリックやフォーカスなどの操作はできなくなるため注意しましょう。
3. display:noneとvisibility:hiddenの違いを簡単な例で理解
例えば、ボタンで表示・非表示を切り替える場合を考えてみます。display:noneは要素自体が消えるので、切り替えた際に周囲の要素が移動します。visibility:hiddenはスペースを保持するため、表示・非表示を切り替えてもレイアウトはほぼ変わりません。
<style>
.box1 { display: none; background-color: #f0e68c; width: 200px; height: 50px; text-align: center; line-height: 50px; margin-bottom: 10px; }
.box2 { visibility: hidden; background-color: #90ee90; width: 200px; height: 50px; text-align: center; line-height: 50px; margin-bottom: 10px; }
</style>
<button onclick="document.getElementById('b1').style.display='block'">display:noneを表示</button>
<div id="b1" class="box1">display:noneのボックス</div>
<button onclick="document.getElementById('b2').style.visibility='visible'">visibility:hiddenを表示</button>
<div id="b2" class="box2">visibility:hiddenのボックス</div>
ブラウザ表示
この例を見ると、display:noneは要素が消えることでレイアウトが変わり、visibility:hiddenはスペースが残るためレイアウトが安定していることがわかります。
4. どちらを使うべきかのポイント
- レイアウトを崩さずに非表示にしたい場合:visibility:hidden
- 完全に画面から消して周囲を詰めたい場合:display:none
- 動的な表示切替やモーダル表示など、JavaScriptと組み合わせる場合はdisplay:noneが便利
- SEOやスクリーンリーダーへの影響も考慮する必要があります
どちらも用途に応じて使い分けることが大切です。初心者でも簡単に理解できるよう、まずは実際に表示・非表示を切り替える操作を試してみると良いでしょう。