カテゴリ: CSS 更新日: 2026/02/01

CSSで画像をレスポンシブにする方法!width: 100%とobject-fitの使い方

画像をレスポンシブにする方法(width: 100%・object-fit)
画像をレスポンシブにする方法(width: 100%・object-fit)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「スマホで見ると、画像が画面からはみ出して横にガタガタ動いちゃうんです。どうしたらいいですか?」

先生

「それは画像が『レスポンシブ』になっていないからですね。CSSを使えば、画面の大きさに合わせて自動で伸び縮みさせることができますよ。」

生徒

「自動で縮んでくれるんですか?でも、無理やり縮めると画像が変に細長くなったりしませんか?」

先生

「鋭いですね!縦横の比率を保ったまま綺麗に表示する『object-fit』という便利な命令もあるんです。一緒に見ていきましょう!」

1. 画像のレスポンシブ対応が必要な理由とは?

1. 画像のレスポンシブ対応が必要な理由とは?
1. 画像のレスポンシブ対応が必要な理由とは?

Webサイトを作るときに一番気をつけたいのが、見る人の環境です。最近ではパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな画面サイズでサイトが閲覧されます。これを「マルチデバイス」と呼びます。

もし画像の大きさを「横幅800ピクセル」と固定してしまったらどうなるでしょうか。画面幅が300ピクセルしかないスマホで見ると、画像がはみ出してしまい、右にスクロールしないと全体が見えない、とても使いにくいサイトになってしまいます。これを防ぎ、どんな画面サイズでもぴったり収まるようにすることを「レスポンシブ対応」と言います。画像はサイトの印象を左右する大きな要素なので、このテクニックはプログラミング未経験の方が最初にマスターすべき基本中の基本です。

2. width: 100%で画像を画面にフィットさせる

2. width: 100%で画像を画面にフィットさせる
2. width: 100%で画像を画面にフィットさせる

画像を画面の幅に合わせて自動で伸縮させるための最もシンプルで強力な魔法の言葉が「width: 100%(ウィズ:100パーセント)」です。これを使うと、画像が入っている親の箱(画面の幅など)に対して、常に100パーセントの幅で表示されるようになります。

例えば、大きな画像をスマホで見たときはスマホの幅いっぱいに、パソコンで見たときはパソコンの幅いっぱいに縮んだり広がったりしてくれます。このとき、高さ(height)を「auto(オート)」にしておくのがコツです。そうすることで、横幅が変わっても縦横の比率が崩れず、画像が歪んでしまうのを防ぐことができます。パソコン初心者の人は、まずはこの1行を覚えるだけで劇的にサイトが綺麗になります。


<style>
    .responsive-img {
        width: 100%; /* 親の幅いっぱいに広がる */
        height: auto; /* 高さは自動調整して比率を保つ */
    }
</style>

<div style="width: 300px; border: 2px solid red; padding: 10px;">
    <p>この赤い枠が「親の箱」です</p>
    <img src="/img/sample150-100.jpg" class="responsive-img" alt="レスポンシブ画像">
</div>
ブラウザ表示

3. max-widthを使って画像が大きくなりすぎるのを防ぐ

3. max-widthを使って画像が大きくなりすぎるのを防ぐ
3. max-widthを使って画像が大きくなりすぎるのを防ぐ

「width: 100%」は非常に便利ですが、一つだけ弱点があります。それは、小さな画像を無理やり大きな画面いっぱいに広げてしまうことです。これでは画像がぼやけて、画質が悪くなってしまいます。そこで登場するのが「max-width: 100%(マックス・ウィズ:100パーセント)」です。

これは「最大でも100パーセントまで、でも画像本来の大きさよりは大きくならないでね」という賢い命令です。画面が画像の元々のサイズより小さいときは画面に合わせて縮み、画面が大きいときは画像本来のサイズで止まってくれます。最近のWeb制作現場では、この「max-width: 100%」を全ての画像に最初から設定しておくのが一般的です。これこそが、画像レスポンシブの「黄金のルール」と言えるでしょう。

4. 画像を好きな形に切り抜くobject-fitの役割

4. 画像を好きな形に切り抜くobject-fitの役割
4. 画像を好きな形に切り抜くobject-fitの役割

ここまでの説明は、画像の全体を表示する方法でした。しかし、デザインによっては「どんな画面サイズでも、画像を決まった四角形や正方形の中に収めたい」という場合があります。例えば、商品一覧の写真をすべて同じ大きさの正方形で並べたいときなどです。

無理やり画像を指定したサイズに押し込むと、画像が横に潰れたり縦に伸びたりして「太った」「痩せた」ような変な見え方になってしまいます。そんな問題を解決するのが「object-fit(オブジェクト・フィット)」です。これを使えば、余った部分をいい感じに切り取って(トリミングして)、指定した枠の中に写真を綺麗に収めることができます。まるで写真館で写真をフォトフレームに入れるような操作が、CSSだけでできてしまうのです。


<style>
    .crop-img {
        width: 200px;
        height: 200px; /* 無理やり正方形にする */
        object-fit: cover; /* 比率を保ったまま枠いっぱいに広げて切り抜く */
        border: 3px solid #333;
    }
</style>

<p>元の画像は横長ですが、綺麗に正方形に切り抜かれます</p>
<img src="/img/sample150-100.jpg" class="crop-img" alt="切り抜き画像">
ブラウザ表示

5. object-fit: coverとcontainの違いを理解しよう

5. object-fit: coverとcontainの違いを理解しよう
5. object-fit: coverとcontainの違いを理解しよう

「object-fit」でよく使われる二つの設定、「cover(カバー)」と「contain(コンテイン)」の違いを覚えましょう。これさえ分かれば、画像の表示は思いのままです。

「cover」は、枠を隙間なく埋めるように画像を表示します。枠からはみ出した部分は自動的にカットされます。おしゃれな雰囲気を出したいときや、人物の顔などを中心に表示したいときに最適です。一方「contain」は、画像全体が必ず枠の中に収まるように表示します。枠と画像の比率が合わない場合は隙間ができますが、大切な情報が書かれたバナーやロゴなど、1ミリも切りたくない画像に使いましょう。この使い分けができるようになると、サイトのクオリティがグッと上がります。

6. 画像を真ん中に寄せるobject-positionのテクニック

6. 画像を真ん中に寄せるobject-positionのテクニック
6. 画像を真ん中に寄せるobject-positionのテクニック

「object-fit: cover」で画像を切り抜いたとき、「右側をもっと見せたい」「上の方を重視したい」と思うことがあります。標準では画像の中心を基準に切り抜かれますが、これを変更するのが「object-position(オブジェクト・ポジション)」です。

「object-position: top;(上)」や「object-position: 80% 20%;(右から80%、上から20%の位置)」といった具合に、どこを見せたいかを細かく指定できます。パソコンとスマホで画面比率が変わっても、常に見せたい主役を中央にキープすることができる便利な機能です。プログラミング未経験の方は、まず「上下左右」という言葉で指定できることを知っておくだけで十分です。


<style>
    .position-img {
        width: 100%;
        height: 150px;
        object-fit: cover;
        object-position: bottom; /* 画像の下側を優先して表示 */
        background-color: #ddd;
    }
</style>

<p>画像の「下の方」を基準に切り抜いて表示しています</p>
<img src="/img/sample150-100.jpg" class="position-img" alt="位置調整画像">
ブラウザ表示

7. レスポンシブ画像で読み込み速度も改善!

7. レスポンシブ画像で読み込み速度も改善!
7. レスポンシブ画像で読み込み速度も改善!

レスポンシブデザインでは見た目だけでなく、「表示スピード」も重要です。パソコン用の巨大なサイズの画像をスマホで読み込むと、データ通信量をたくさん使ってしまい、表示されるまで時間がかかってしまいます。見る人が途中で嫌になって帰ってしまう「離脱」の原因にもなります。

HTMLの「picture(ピクチャー)タグ」や「srcset(ソースセット)属性」を使うと、画面サイズに合わせて読み込む画像ファイル自体を切り替えることができます。「スマホのときは軽い小さな画像」「パソコンのときは綺麗な大きな画像」と自動で使い分ける高度な技です。最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは「画像を縮めて表示するだけでなく、軽い画像を送る工夫もあるんだ」と頭の片隅に置いておきましょう。

8. ブラウザで確認しながら調整するコツ

8. ブラウザで確認しながら調整するコツ
8. ブラウザで確認しながら調整するコツ

自分が書いたコードがうまく動いているか、実際にパソコンの画面で確認してみましょう。画面の右端をマウスで掴んで、横に広げたり狭くしたりしてみてください。画像がガクガクせず、スムーズに伸び縮みしていれば成功です!

もし思い通りにいかないときは、ブラウザの「検証モード」を使って、画像のプロパティをチェックしましょう。幅(width)が効いているか、余計な余白(padding)が邪魔をしていないかなどを見ることができます。一つずつ「なぜこうなるんだろう?」と試行錯誤することが、上達への一番の近道です。画像のレスポンシブ対応を味方につけて、どんなデバイスでも美しく見える素敵なWebサイトを作り上げましょう。


<style>
    .final-sample {
        max-width: 100%;
        height: 250px;
        object-fit: contain; /* 画像を切り取らずに全体を表示 */
        background-color: #f0f0f0;
        display: block;
        margin: 0 auto;
    }
</style>

<div style="border: 2px dashed #999; padding: 20px;">
    <img src="/img/sample120-120.jpg" class="final-sample" alt="最終サンプル">
    <p style="text-align: center;">枠の中でも画像全体が見える「contain」の表示です</p>
</div>
ブラウザ表示
2026年最新 スキルアップ・実践セミナー

【60分集中】Flexboxを完全攻略!最新CSS3で「崩れない・迷わない」モダンUI構築セミナー

「魅せる力」をコードで実現。CSS3でモダンWebデザインのプロトタイピングを。

本講座では、単に色を変えるだけではなく、「ユーザーを迷わせないUIデザイン」「崩れないレイアウト設計」の本質を学びます。最新のCSS3とモダンなレイアウト手法を通じて、プロの現場で通用する「美しさと機能性を両立した実装力」を最短距離で習得します。

具体的なワークショップ内容と環境

【つくるもの】
HTMLで作成した骨組みに対し、商用サイトでも採用される「スタイリッシュなカード型UI」や「レスポンシブなナビゲーション」を構築します。色の選定基準や余白(ホワイトスペース)の黄金比など、デザインの理論をコードに落とし込む工程を体験してください。

【開発環境】
フロントエンド開発の標準であるVisual Studio Code (VS Code)を継続使用。CSSの記述を効率化するプラグインや、ブラウザのデベロッパーツール(検証機能)を駆使して、リアルタイムでデザインを微調整するプロのワークフローを再現します。

この60分で得られる3つの技術資産

1. 現代のデファクトスタンダード「Flexbox」

要素の横並びや中央揃えを自由自在に操り、どんなデバイスでも崩れないレスポンシブな配置術を完全理解します。

2. メンテナンス性を高めるCSS設計の基礎

後から修正しやすい「壊れにくいコード」の書き方を伝授。プロの現場で必須となる命名規則の考え方を学びます。

3. パフォーマンスと美しさの両立

画像の最適化や軽量な装飾技法など、ページの表示速度を落とさずに高級感のある演出を行うテクニックを習得します。

※本講座は、HTMLの基礎を終えた後のステップアップ講座です。Webデザイナー、UIデザイナー、フロントエンドエンジニアへの道を切り開く「魅せる技術」を、モクモク独自のパーソナル指導で着実に定着させます。

【60分集中】Flexboxを完全攻略!最新CSS3で「崩れない・迷わない」モダンUI構築セミナー

リラックスしながら、学ぶことが大切です。しっかりと基礎を理解しましょう!

各回少人数・マンツーマン形式で徹底サポート

このセミナーの詳細・お申し込みはこちら
カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Bootstrap
Bootstrapテーブル入門:.table /.table-striped /.table-hover /.table-bordered をやさしく解説
New2
CSS
スマホの文字化け・崩れを防ぐ!メディアクエリで文字の改行と非表示を操る完全ガイド
New3
HTML
HTMLのvideo属性一覧を完全整理!初心者でもわかるposter・preload・loopの使い方
New4
Bootstrap
Bootstrap入力グループ完全ガイド|初心者でもわかる.input-groupの使い方
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
CSS
CSSのメディアタイプ完全ガイド!画面表示と印刷用スタイルを切り替える方法
No.2
Java&Spring記事人気No2
CSS
CSSで要素のサイズを自動調整!autoとfit-contentの使い方
No.3
Java&Spring記事人気No3
CSS
CSSのフレックスボックスで使うgapの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる余白調整の基本
No.4
Java&Spring記事人気No4
CSS
レスポンシブデザインの要!ブレイクポイントの決め方とCSSの書き方ガイド
No.5
Java&Spring記事人気No5
CSS
CSSのmin-widthとmax-widthの違いを徹底解説!モバイルファースト設計の基本
No.6
Java&Spring記事人気No6
CSS
スマホの向きでデザインが変わる!CSSのorientation(向き)設定ガイド
No.7
Java&Spring記事人気No7
CSS
CSSで要素を消す方法を完全ガイド!display:noneとvisibility:hiddenの違い
No.8
Java&Spring記事人気No8
Bootstrap
Bootstrap Iconsの使い方を完全解説!初心者でもわかるアイコン基本操作ガイド